肥前佐賀文庫002 わが国はじめての牛痘種痘 楢林宗建
深瀬泰旦著
天然痘ほど人類を脅かした病気があるだろうか? さらに、これほど劇的に人類が根絶しえた病気があったろうか? ジェンナーが発明した牛痘法種痘が天然痘治療に決定的な役割を果たしたことは知られるが、日本で初めて種痘に成功したのが佐賀藩の藩医・楢林宗建であった。日本初の牛痘法種痘成功の背景を紹介する。
目次
- 人類と天然痘、種痘と佐賀藩
- WHOの天然痘撲滅宣言
- 人類と天然痘
- ジェンナーの牛痘接種法の発明とその伝来
- 牛痘接種法の移入前史
- 佐賀藩主鍋島直正の開明性
- 楢林家の系譜
- オランダ通詞としての楢林家
- 蘭方医としての楢林家
- 楢林宗建の牛痘接種法
- 楢林宗建牛痘接種法
- 藩政にもかかわった楢林宗建
- 楢林宗建とオットー・モーニッケ
- 『牛痘小考』をよむ
- 「対談録」にみる楢林宗建とモーニッケ
- わが国における牛痘接種法の開祖はだれか
この本の詳細
肥前佐賀文庫002
わが国はじめての牛痘種痘 楢林宗建
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わが国はじめての牛痘種痘 楢林宗建
著者: | 深瀬泰旦 |
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仕様: | A5判変型(210×138mm)・並製・96ページ |
定価: | 本体1,905円+税 送料310円 ISBN4-903157-04-0 |
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