肥前佐賀文庫004 われ判事の職にあり 山口良忠

山形道文著
「食糧統制に死の抗議/われ判事の職にあり/ヤミ買い出来ず/悲壮な決意つづる遺書」。闇米を拒絶し餓死した、ある裁判官の死を報じた昭和二十二年十一月四日付の朝日新聞西部本社早版の見出しである。自らの信念に殉じた山口良忠判事の決断については、事件直後から賛否をふくめさまざまな反応が寄せられた。弁護士であった著者は自らの足で各地を訪ね歩き、知られざるいくつもの新事実を発掘し、三十五年をへだてて判事の生涯を世に問うた。
著者
- 山形道文(やまがた・みちふみ)
- 一九二九年。函館弁護士会会長、日本弁護士連合会理事、斯文会理事などを歴任。勲四等旭日小綬章受賞。函館漢詩文化会主宰。二〇〇九年歿。
この本の詳細

肥前佐賀文庫004 われ判事の職にあり 山口良忠
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著者: | 山形道文 |
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仕様: | A5判・352ページ |
定価: | 本体2,381円+税 送料370円 ISBN978-4-903157-13-9 |
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